2026-06-11
英語会議の「時間稼ぎ」フレーズ完全版|考える間を作る表現25選と練習法
英語の会議で突然こんな場面になったことはありませんか。
「Tanaka-san, what do you think about this approach?」
一瞬で頭が真っ白になる。意見はある。英語も浮かびかけている。でも、間が持たない。沈黙が続いて、結局「I think… it’s good.」としか言えなかった。
実は、ネイティブスピーカーも「考える間を作るフレーズ」を常に使っています。これは即興で「うーん」と言ってしまうのと違い、会議の流れを壊さずに自然に時間を稼ぐスキルです。この記事では、そのフレーズ25選と、体に染み込ませる練習法を解説します。
この記事でわかること
- 英語会議で「考える間」を作れるフレーズ25選(場面別)
- ネイティブが実際に使う時間稼ぎのパターン
- 日本人が沈黙に陥りやすい本当の理由
- 「考える間」フレーズを反射的に出せるようにする練習法
- よくある間違いと、NG例・OK例の使い分け
なぜ日本人は英語会議で詰まるのか
日本語の会議では「えーと」「そうですね」「なるほど」のように、思考中であることを示す言葉を無意識に使っています。これが**フィラー(filler)**と呼ばれる表現で、「私は今考えているから少し待って」というシグナルです。
英語でも全く同じ機能のフレーズが存在します。しかし多くの日本人英語学習者は「英語のフィラー」を体に持っていないため、どうすればいいかわからず沈黙してしまいます。
第二言語習得論(SLA)の観点からも、これは語彙や文法の問題ではなく、**「使い慣れたフォーム(型)がないこと」**が原因です。逆に言えば、時間稼ぎフレーズは練習で必ず使えるようになります。
英語会議の「時間稼ぎ」フレーズ25選
カテゴリ1: 「良い質問ですね」系(質問に感謝しながら間を作る)
急に質問された場面で最も自然に使えるのがこのカテゴリです。「質問者を褒める」という行為が時間稼ぎを自然に見せます。
① That’s a great question.
- 意味: それは良い質問ですね
- 使う場面: 急に意見を求められたとき、反射的に出す
- 例文: “That’s a great question. Let me think about that for a second.”
② That’s a really insightful question.
- 意味: 鋭い質問ですね
- 使う場面: 上級者向け。プレゼン後のQ&Aなどフォーマルな場で
- 例文: “That’s a really insightful question. I want to make sure I answer it properly.”
③ I appreciate you asking that.
- 意味: その点を聞いていただきありがとうございます
- 使う場面: デリケートな話題や複雑な質問への返答開始時
- 例文: “I appreciate you asking that. It’s actually something I’ve been thinking about.”
④ That’s something I’ve been wondering about too.
- 意味: 私も考えていたことです
- 使う場面: チーム会議で全員が悩んでいる課題を投げかけられたとき
- 例文: “That’s something I’ve been wondering about too. Can I share a few thoughts?”
カテゴリ2: 「少し考えさせてください」系(直接的に間を求める)
⑤ Let me think about that for a moment.
- 意味: 少し考えさせてください
- 使う場面: どんな場面でも使える最もシンプルな時間稼ぎ
- 例文: “Let me think about that for a moment… Okay, I think my view is…”
⑥ Let me think through this.
- 意味: これについて順を追って考えてみます
- 使う場面: 複雑な質問で論理的に整理したいとき
- 例文: “Let me think through this. There are a few factors to consider here.”
⑦ Give me a second to think.
- 意味: 少し考える時間をください
- 使う場面: 親しい同僚との会議など、ある程度カジュアルな場
- 例文: “Can you give me a second to think? I want to be sure I’m giving you the right answer.”
⑧ I need a moment to collect my thoughts.
- 意味: 考えをまとめる時間が必要です
- 使う場面: 長い発言が必要な場面で、整理する時間を作るとき
- 例文: “I need a moment to collect my thoughts on this. It’s a multifaceted issue.”
⑨ Let me gather my thoughts.
- 意味: 考えをまとめさせてください
- 使う場面: ⑧と同様。やや短めで話し言葉的
- 例文: “Let me gather my thoughts… Alright, here’s my perspective.”
カテゴリ3: 「整理させてください」系(思考のプロセスを見せる)
⑩ Let me see…
- 意味: えーと、そうですね
- 使う場面: 短い思考時間が必要なとき。声のトーンをゆっくりにしながら
- 例文: “Let me see… I think the main concern is the timeline.”
⑪ How should I put this…
- 意味: どう言えばいいか…
- 使う場面: 言葉の選び方に迷っているとき、あるいはデリケートな意見を言う前
- 例文: “How should I put this… I have some concerns about the approach.”
⑫ Where do I start…
- 意味: どこから話せばいいかな
- 使う場面: 複数の話すべき点があるとき、整理しながら
- 例文: “Where do I start… There are really three things I want to address.”
⑬ That’s a lot to unpack.
- 意味: それはたくさんある話ですね(整理が必要)
- 使う場面: 複雑な質問を受けて、複数の論点があることを示しながら間を作る
- 例文: “That’s a lot to unpack. Let me start with the most important point.”
⑭ Let me break this down.
- 意味: これを順番に説明させてください
- 使う場面: 複数ステップの説明が必要なとき
- 例文: “Let me break this down. First, I want to address the budget issue, and then…”
カテゴリ4: 「確認させてください」系(問題を整理しながら間を作る)
⑮ Just to make sure I understand the question correctly…
- 意味: 質問を正しく理解しているか確認させてください
- 使う場面: 質問が複雑で確認が必要なとき(時間稼ぎにもなる)
- 例文: “Just to make sure I understand the question correctly, you’re asking about the Q3 timeline, right?”
⑯ So what you’re asking is…
- 意味: つまりご質問は…ということですか
- 使う場面: 質問を言い換えることで時間を作りながら確認
- 例文: “So what you’re asking is whether we should prioritize speed over quality in this case?”
⑰ Let me make sure I’m answering the right question.
- 意味: 適切な質問に答えているか確認させてください
- 使う場面: 質問の範囲があいまいなとき
- 例文: “Let me make sure I’m answering the right question. Are you asking about the technical side or the business side?”
⑱ That’s an interesting point. Can I ask what’s behind that question?
- 意味: 興味深い点ですね。どういう背景からの質問ですか?
- 使う場面: 意図が不明確な質問を受けたとき。逆質問することで時間を稼ぐ
- 例文: “That’s an interesting point. Can I ask what’s behind that question? It would help me give you a better answer.”
カテゴリ5: 「今すぐ答えられない」系(正直に伝えながら信頼を保つ)
⑲ I’d like to double-check that before giving you a definitive answer.
- 意味: 確実な答えを出す前に確認したいです
- 使う場面: 事実確認が必要なとき。誠実さを示せる
- 例文: “I’d like to double-check that before giving you a definitive answer. Can I get back to you by end of day?”
⑳ I don’t want to give you an answer off the top of my head.
- 意味: 即興で答えたくないんです
- 使う場面: 重要な判断が絡む質問で、慎重に答えたいとき
- 例文: “I don’t want to give you an answer off the top of my head on this. Let me look into it.”
㉑ I want to give you a thoughtful answer on this.
- 意味: この件については丁寧に答えたいので
- 使う場面: ⑳と似た場面。より前向きなニュアンス
- 例文: “I want to give you a thoughtful answer on this. Can we revisit this at the end of the meeting?”
㉒ That’s not something I can answer definitively right now.
- 意味: 今の段階では確実な答えができません
- 使う場面: データや承認が必要な質問で
- 例文: “That’s not something I can answer definitively right now, but I can give you my initial thoughts.”
カテゴリ6: 「実はですね」系(話し始める前の前置き)
㉓ Well, the thing is…
- 意味: えーと、実はですね
- 使う場面: 少し複雑な説明を始める前の導入。間を作りながら話し始める
- 例文: “Well, the thing is, there are a few considerations we need to weigh here.”
㉔ Actually, that’s a good point to raise, because…
- 意味: 実はそれは良い指摘で、なぜかというと
- 使う場面: 質問を受けて、その妥当性を認めつつ自分の視点に持っていく
- 例文: “Actually, that’s a good point to raise, because we’ve been discussing this internally as well.”
㉕ Hmm, let me think about the best way to put this.
- 意味: うーん、うまく伝える方法を考えさせてください
- 使う場面: 言い方に気を遣う必要がある場面。思慮深い印象を与える
- 例文: “Hmm, let me think about the best way to put this. I don’t want to come across as dismissive.”
よくある間違いとNG例
NG例1: ただ黙る(×)
会議での長い沈黙は「理解していない」「困っている」と受け取られます。たとえ考え中でも、何か口に出すことが大切です。
→ OK: “Let me think… Okay, my thought is…”
NG例2: 「I don’t know」で終わる(△)
「I don’t know」自体は問題ありませんが、そこで止まると話が終わってしまいます。必ず次のアクションをセットで言いましょう。
→ OK: “I don’t know the exact numbers off the top of my head, but I can check and let you know by tomorrow.”
NG例3: 時間稼ぎを連発する(×)
会議中に同じフレーズを繰り返すと、準備不足に見えます。カテゴリ別に3〜4種類を使い分けましょう。
NG例4: 「That’s a great question」を無感情で言う(△)
棒読みで言うと嘘っぽく聞こえます。声のトーンを少し上げ、「本当にそう思っている」ように言うのがポイントです。
体に染み込ませる練習法
これらのフレーズは「知っている」だけでは会議で使えません。会議のテンポで反射的に出てくるようになって初めて使えると言えます。
ステップ1: カテゴリ別に5フレーズ選ぶ
25個全部を一度に覚えようとするのは非効率です。まず各カテゴリから1〜2個選んで集中的に練習しましょう。おすすめのスタートセット:
- 「That’s a great question.」
- 「Let me think about that for a moment.」
- 「Let me see…」
- 「Just to make sure I understand correctly…」
- 「I’d like to double-check before giving you a definitive answer.」
ステップ2: 「急に質問された状況」を想定して声に出す
一人で練習するときは、誰かに突然質問されたイメージで声に出します。「That’s a great question. Let me think…」と言いながら、実際に思考を続けてみましょう。
Reply English では、AIが突然質問を投げかけてくる会議シナリオで、この「時間稼ぎ→返答」の一連の流れを繰り返し練習できます。
ステップ3: フレーズ後を続ける練習
時間稼ぎフレーズは「前置き」に過ぎません。その後にきちんと意見や答えをつなぐ練習も同時に行いましょう。
時間稼ぎが自然に見えるコツ
- 声のテンポを意識する: 「Let me think…」はゆっくり言うほど効果的。急いで言うと逆に焦っているように見える
- アイコンタクトを維持する: 話している間は相手を見続ける。目をそらすと「困っている」サインに見える
- 沈黙を恐れない: フレーズを言った後の2〜3秒の沈黙は完全に許容される
- 考えが出てから話し始める: フレーズだけ言って考えが出ていないと、そこからまた沈黙になりやすい
まとめ
英語会議で「考える間を作るフレーズ」は、準備した人と準備していない人で大きな差が出るスキルです。ポイントを整理します:
- カテゴリ別に覚える: 「褒める」「考える」「確認する」「保留する」の4パターン
- 最低5フレーズを体に染み込ませる: 反射的に出てくるまで繰り返す
- フレーズの後をつなぐ練習も同時に: 時間稼ぎはあくまで「入口」
- 沈黙を怖がらない: 2〜3秒のポーズは考えている証拠
英語でとっさに返答できる「返答力」は、会議での実際のシナリオを繰り返し練習することで身につきます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 「That’s a great question」は使いすぎると不自然ですか? A. 1回の会議に2〜3回以上使うと機械的に聞こえます。他のカテゴリのフレーズと組み合わせて使いましょう。
Q2. 時間稼ぎフレーズを言った後、やっぱり答えがわからなかったらどうすればいいですか? A. 「I want to give this the proper attention it deserves. Can I follow up with you after the meeting?」と言って、後追いに変えましょう。
Q3. オンライン会議(Zoom)でも同じフレーズが使えますか? A. はい、そのまま使えます。ただし接続の問題と区別するため、「Let me think for a second」と言いながら画面に映っている表情も意識すると効果的です。
Q4. 会議の種類(社内・社外・プレゼンQ&A)で使い分けは必要ですか? A. 社外・フォーマルな場では「I’d like to give this a thoughtful response」などの丁寧系、社内・カジュアルな場では「Let me see」「Give me a second」で十分です。
Q5. これらのフレーズは日本語の「えーと」と同じですか? A. 機能は似ていますが、英語のフレーズは「考えていること」と「何を考えているか(質問の整理・確認など)」を同時に示せるため、より戦略的に使えます。
Q6. 返答が短くなってしまうのですが、どうすればいいですか? A. 時間稼ぎフレーズの後に「There are two things I want to address here.」と言うと、内容が2つあることを予告でき、自然に発言を長くする枠を作れます。
※ AI 下書き。公開前に必ず人間レビュー・修正を行ってください。
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