2026-06-10
「Would it be possible to」完全ガイド|例文20選と使い方・Can youとの違い
英語で何かを依頼するとき、"Can you do this?" しか言えない——そんな経験はありませんか。
日本語なら「〜をお願いできますか」「〜していただくことは可能でしょうか」と丁寧に言えるのに、英語になった途端フランクすぎる言い方になってしまう。ビジネスの場で「失礼な印象を与えていないか」と不安になる。
そんなときに使えるのが “Would it be possible to…” です。
この記事では、意味・使い方・例文20選に加えて、Can you との違い、返し方、よくある間違い、オンライン会議での使い方まで完全解説します。
この記事でわかること
- Would it be possible to の正確な意味とニュアンス
- Can you / Could you / Is it possible to との使い分け(比較表付き)
- 場面別例文20選(期限・資料・スケジュール・交渉・追加依頼など)
- 依頼を受けたときの返し方(承諾・断り)
- オンライン会議(Zoom)での使い方
- よくある間違いと正しい使い方
- 咄嗟に使えるようになるための練習法
Would it be possible to の意味とニュアンス
Would it be possible to + 動詞の原形
日本語にすると「〜していただくことは可能でしょうか?」「〜できますでしょうか?」というニュアンスです。
直訳すると「〜することは可能でしょうか」ですが、実際には丁寧な依頼・お願いとして使います。
このフレーズの重要な特徴は「相手に断る余地を与える」という点です。直接的に "Do this" と言うのではなく、「もし可能であれば」という含みを持たせることで、相手に選択肢を与える——ビジネスの場で非常に重要な配慮です。
Can you / Could you / Would it be possible to の違い
同じ「依頼」でも、表現によって丁寧さとニュアンスが大きく違います。
| 表現 | 丁寧さ | ニュアンス | 主な使用場面 |
|---|---|---|---|
Can you...? | ★☆☆ | 直接的・フランク | 同僚・親しい相手 |
Could you...? | ★★☆ | 丁寧 | 上司・取引先(通常の依頼) |
Would it be possible to...? | ★★★ | 非常に丁寧・婉曲 | 断られうる依頼・フォーマルな場面 |
Is it possible to...? | ★★☆ | 可能かどうかを確認 | 可否を問いたいとき |
使い分けの目安:
- 同僚に「この資料送って」:
"Can you send me the file?" - 上司に「締め切りを確認」:
"Could you let me know the deadline?" - 取引先に「期限の延長をお願い」:
"Would it be possible to extend the deadline?" - 誰でも難しい依頼:
"Would it be possible to...?"
特に「断られても仕方ない」という場面、「相手に負担をかけるかもしれない」という場面では Would it be possible to が最適です。
場面別例文20選
1. 期限の延長・調整
Would it be possible to extend the deadline to Friday? 期限を金曜日まで延ばしていただくことは可能でしょうか?
Would it be possible to push the deadline back by a week? 期限を1週間後ろにずらしていただくことはできますか?
Would it be possible to give us a few more days to review the proposal? 提案書の確認にもう数日いただくことは可能でしょうか?
2. 資料・情報の依頼
Would it be possible to send me the report by end of day? 本日中にレポートをお送りいただくことは可能でしょうか?
Would it be possible to share the latest version of the document? 最新バージョンのドキュメントを共有していただけますか?
Would it be possible to provide a breakdown of the costs? コストの内訳をご提供いただくことは可能でしょうか?
Would it be possible to get the data by tomorrow morning? 明日の朝までにデータをいただくことはできますか?
3. ミーティング・スケジュールの調整
Would it be possible to reschedule our meeting to Thursday? ミーティングを木曜日に変更していただくことは可能ですか?
Would it be possible to move the call to the afternoon? 通話を午後に移していただけますか?
Would it be possible to set up a quick call this week? 今週中に短い通話を設定していただくことはできますか?
Would it be possible to push the meeting back by 30 minutes? ミーティングを30分後ろにずらしていただくことは可能ですか?
4. 追加サポート・協力の依頼
Would it be possible to loop in someone from the design team? デザインチームの誰かを加えていただくことは可能でしょうか?
Would it be possible to get your feedback by Wednesday? 水曜日までにフィードバックをいただくことはできますか?
Would it be possible to have someone review this before we send it? 送る前に誰かに確認してもらうことは可能でしょうか?
5. 予算・条件の交渉
Would it be possible to adjust the budget slightly? 予算を少し調整していただくことは可能でしょうか?
Would it be possible to offer a discount for a long-term contract? 長期契約に対して割引をご検討いただくことは可能でしょうか?
Would it be possible to include training in the package? パッケージにトレーニングを含めていただくことは可能でしょうか?
6. プロセス・フォーマットの変更依頼
Would it be possible to use a different format for the report? レポートに別のフォーマットを使っていただくことは可能でしょうか?
Would it be possible to simplify the approval process? 承認プロセスを簡略化していただくことは可能でしょうか?
Would it be possible to keep us updated weekly? 週次でアップデートをいただくことはできますか?
依頼を受けたときの返し方
Would it be possible to で依頼を受けたとき、どう返すかも知っておきましょう。
承諾するとき
"Sure, I can do that."— もちろんです"That should be fine."— 問題ありません"No problem at all."— 全く問題ありません"I'll take care of it."— 対応します"Let me check and get back to you."— 確認してから連絡します"I'll do my best."— できる限り対応します
難しいとき・断るとき
"That might be difficult, but let me see what I can do."— 難しいかもしれませんが、できることを探します"I'm afraid that's not going to be possible by [date]."— 残念ながら[日付]までは難しい状況です"Unfortunately, [reason]. Would [alternative] work instead?"— 申し訳ありませんが、[代替案]ではいかがでしょうか"I'll need to check with my manager on that."— 上司に確認が必要です
条件付きで承諾するとき
"That should work, as long as [condition]."— [条件]であれば問題ありません"I can do that, but it might take until [date]."— 対応できますが、[日付]までかかるかもしれません"That's doable if we can get the data by [date]."— [日付]までにデータをいただければ可能です
オンライン会議(Zoom・Teams)での使い方
リモートワーク・オンライン会議でも、このフレーズは非常に役立ちます。
接続の問題
"Would it be possible to share your screen?"— 画面を共有していただけますか?"Would it be possible to turn on your camera?"— カメラをオンにしていただけますか?
進行の調整
"Would it be possible to go back to the previous slide?"— 前のスライドに戻っていただけますか?"Would it be possible to slow down a bit? I'm having trouble following."— 少しゆっくり話していただけますか?聞き取りにくくて。
通信トラブル時
"Would it be possible to repeat that? You broke up for a moment."— もう一度言っていただけますか?接続が途切れました。"Would it be possible to type that in the chat? I couldn't hear it clearly."— チャットに書いていただけますか?明確に聞こえなかったので。
会議後のフォローアップ
"Would it be possible to send a summary of what we discussed?"— 話し合った内容のまとめを送っていただくことは可能ですか?"Would it be possible to record the next meeting?"— 次回の会議を録画していただくことは可能でしょうか?
よくある間違いと正しい使い方
間違い1:that を使う
❌ Would it be possible that you send me the report?
that をつけると文法的に不自然です。
✅ Would it be possible to send me the report?
to の後には動詞の原形を置きます。
間違い2:for を使う
❌ Would it be possible for extending the deadline?
for の後には名詞または動名詞(-ing)を置きますが、このフレーズでは不自然です。
✅ Would it be possible to extend the deadline?
to + 動詞の原形が正しい形です。
なお、"Would it be possible for you to..." という形は正しく、フォーマルな書き言葉でよく使われます。
"Would it be possible for you to join the meeting tomorrow?"✅
間違い3:命令形と組み合わせる
❌ Would it be possible to please send the report?
please をつける場所が不自然です。
✅ Would it be possible to send the report, please?
please は文末に置くのが自然です。
間違い4:丁寧すぎる場面で使う
親しい同僚への軽い依頼に Would it be possible to を使うと、逆に距離を感じさせることがあります。
- 同僚への軽い依頼 →
"Can you send me that file?"で十分 - 取引先への重要な依頼 →
"Would it be possible to send me the proposal?"が適切
類似フレーズとの使い分け一覧
| フレーズ | 丁寧さ | 特徴 |
|---|---|---|
Would it be possible to...? | ★★★ | 最も丁寧。断られても仕方ない依頼に |
Could you possibly...? | ★★★ | 同程度に丁寧。文語的 |
Would you mind...? | ★★★ | 「〜していただけますか」迷惑をかけているかもと感じるとき |
Could you...? | ★★☆ | 通常の丁寧な依頼 |
Can you...? | ★☆☆ | フランク。同僚間で |
Please... | ★☆☆ | 依頼というより指示に近い |
よくある質問(FAQ)
Q. Would it be possible to は書き言葉ですか、話し言葉ですか?
メール・チャット(書き言葉)でも、会議・電話(話し言葉)でも使えます。どちらでも自然です。ただし、口頭では少し長いため、"Could you..." を使う場面も多いです。
Q. 依頼する相手が社内の場合でも使いますか?
社内でも使います。特に上位職の方への依頼、他部署への依頼、「断られても仕方ない」と感じる依頼には適しています。一方、毎日話す同僚への軽い依頼には "Could you..." や "Can you..." の方が自然です。
Q. メールの冒頭に “I would like to ask if it would be possible to…” と書くのは正しいですか?
正しいです。メールではさらに丁寧な表現として "I would like to know if it would be possible to..." も使われます。ただし口頭での会話では少し形式的すぎる印象になる場合があります。
Q. “Is it possible to…” との違いは何ですか?
"Is it possible to..." は可否を問う質問で、依頼というよりも「できるかどうか確認したい」ニュアンスがあります。"Would it be possible to..." は依頼(お願い)のニュアンスが強いです。
Q. 日本人が使うとき、丁寧すぎて逆に変に思われませんか?
英語のビジネスシーンでは、このレベルの丁寧さは非常に好意的に受け取られます。特にフォーマルな場面では「礼儀正しい」「プロフェッショナル」という印象を与えます。丁寧すぎることによる誤解は通常生じません。
咄嗟に使えるようになるには
フレーズを「知っている」状態と、「会議中に考えずに使える」状態は別物です。
特に依頼・交渉のシーンは、アドリブで長いフレーズを組み立てる必要があります。これは知識だけでは習得できません。実際のシナリオで繰り返し練習することでしか、体に染み込みません。
Reply English を無料で試す → では、「期限の延長を依頼する」「スケジュールの変更を申し出る」「追加費用を交渉する」といったビジネスシナリオで、実際にこのフレーズを使う練習ができます。AI が相手役となって返答してくるので、会話の流れ全体を繰り返し練習できます。
依頼・交渉以外の場面(意見を述べる・反対する・確認する)で使えるフレーズは「英語会議で言えなかった時の対策18選」もあわせてご覧ください。
まとめ
Would it be possible to + 動詞の原形で「〜していただくことは可能でしょうか」Can you→Could you→Would it be possible toの順で丁寧さが増す- 断られても仕方ない依頼、フォーマルな場面で特に効果的
- オンライン会議でも画面共有・進行調整など幅広く使える
thatをつけるのは間違い(to + 動詞の原形が正しい)
英語会議での依頼・交渉を自然に、プロフェッショナルにこなしたい方は、ぜひ実際のシナリオで練習してみてください。
※ フレーズの自然さは話し手・文脈・関係性によって異なる場合があります。ネイティブスピーカーにレビューを依頼することも有効です。
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